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家の買い替え・住み替えで買取保証(売却保証)をつけるメリット・デメリット

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家の買い替え・住み替えで買取保証(売却保証)をつけるメリット・デメリット

買取保証とは、期日までに家が売れなかった場合に備えて、不動産会社がつけてくれる保証のことです。買取保証を利用すれば今後の計画も立てやすく、売れなかったらどうしようという不安もなくなります。

ただし、デメリットもあるため、家を買い替えるときに買取保証を利用すべきかどうかは慎重に検討する必要があります。

具体的にわかるのは、次のようなことです。

【この記事で具体的にわかること】

  • 買取保証はどのようなものか
  • 買取保証のメリットとデメリット
  • 買取保証に向いている状況

買取保証について気になっているけれども、どのようなものかわからずに困っている場合は、ぜひ一読して参考にしてください。

この記事はこんな人におすすめ!
買い替えなどで売却しなければならない期日が決まっている人
買取保証について詳しく知りたい人
買取保証を利用するかどうか迷っている人

1.買取保証(売却保証)とは

買取保証とは、不動産会社が提供するサービスで、限られた期間内に家が売却できなかった場合に、あらかじめ決められた金額で不動産会社が自ら買い取ってくれるというものです。

不動産会社によっては、「売却保証」というサービスで提供されていることもあります。

家の買い替えでは、とくに「このときまでに売りたい」という期日があることが多いので、買い替えを検討しているのであれば買取保証のことをよく知っておくべきです。

買取保証の流れは、次のようになります。

1-1.① 買取価格と買取に期日を決める

売却前に「いつまでたっても売れない」ということを防ぐために、「〇月〇日までに売れなかったら、〇〇万円で不動産会社が買い取る」ということをあらかじめ決めておきます。

買取保証をつけたとしても、まずは一般の消費者に向けて「仲介」という方法で売却活動をします。

仲介について詳しくは「不動産仲介とは?家を希望に近い価格で売却できる方法を解説!」で説明してますので、ぜひ読んでみてください。

1-2.② 一般の消費者に向けて売却活動する

決められた期日までは前述した通り「仲介」という方法で売却活動を行います。その間に買主が見つかれば、不動産売買契約を締結します。

この場合、買取保証は効力を発揮することはありません。不動産会社は、引渡しまで「仲介」してくれるだけです。

1-3.③ 売れずに期日が来たら不動産会社が買い取る

期日までに仲介による売却で一般消費者に売れなかった場合は、あらかじめ決めていた金額で不動産会社が家を買い取ってくれます。

2.買取保証をつけるメリット

買取保証の最大のメリットは、「売れない」ことを防げる点です。

一般的な売却だと、準備期間も含めて家の売却を全て完了するまでには早くても4~5ヶ月かかると言われています。

ただし、これはあくまでも平均的な期間であって、売却までに半年や1年かかったり、いつまでたってもなかなか売れなかったりすることは珍しいことではありません。

例えば、買い先行の買い替えで、「新居の引渡し日といま住んでいる家の引渡し日を合わせたい!」というときは、買取保証をつけるのに適しているケースだといえます。

また、住宅ローンが残っていたり、売却金額を購入資金に充てる場合には、いま住んでいる家が売れなければいつまでたっても買い替えはできません。

そんなときにも買い替え保証を利用することで、買い替えを可能にしたり、買い替えのスケジューリングがしやすくなったりします。

3.買取保証をつけるデメリット

一方、買取保証にもデメリットがあります。一番のデメリットは、買取価格が安いということです。

不動産会社による買取保証額は、一般的に相場価格の7割前後になります。

目安になりますが、一般の消費者に3,000万円で売れる家が、不動産会社による買取だと2,100万円前後になってしまうということですから、買取保証は安易に選択できる方法とは言えません。

また「どんな家でも買取保証をつけてくれるわけではない」ということも認識しておくべきです。

各不動産会社によって、買取保証の条件が設けられており、立地や築年数、広さによっては保証がつけられないこともあります。

そしてほとんどの不動産会社に共通する条件は、一般媒介契約ではなく専任媒介契約もしくは専属専任媒介契約を締結すること、売り出し価格の範囲があらかじめ決まっていることです。

それぞれの媒介契約については「媒介契約とは?3つのうちどれを選ぶべきなのか解説!」も併せてご覧ください。

詳細な条件や買取保証額は不動産会社によって異なりますので、売却を依頼する前に確認が必要です。

4.買取保証の利用を検討すべきケース

買取保証制度は、どの不動産会社にもあるわけではないため、まず必要となるケースかどうかを判断しましょう。

次のようなケースでは、買取保証制度がある不動産会社を選ぶと安心につながります。

  • 今住んでいる家が売却できなければ新居を購入できない
  • 新居を先に購入して、売却の期日が決まっている
  • 買い替えに時間をかけたくない

5.大事なのは買取保証をつけても仲介での売却を諦めないこと

「売れない」ことが防げる買取保証は、買い替えのときの大きな安心材料になります。

ただし、一番良いのは、買取保証が使われないこと、つまり決められた期日までに、一般の消費者に売却することです。

買取保証をつけて買取になると、売却金額が安くなってしまうのが難点です。

特に買い替えの場合は、住んでいる家の売却金額次第で新居の予算が確定するというケースが多くなります。

買取保証をつける場合であっても、高額で売却するチャンスを損なわないよう、徹底して不動産会社の比較をしましょう。

まとめ

買取保証は、売却期日が決まっているけれども、少しでも高く売れる仲介でも売りに出してみたいという場合に便利な方法です。

しかし、「買取保証があれば安心!」ではなく、査定額や売却力を事前に確かめた上で不動産会社を選びましょう

単に買取保証を取り扱っているだけでなく、仲介での売却力や売却実績が高い不動産会社を選べば、買取保証を使わずに高値で売れる可能性が高くなります。

しかし、どの不動産会社が買取保証を取り扱っているか、一社ずつ調べるのは大変です。

地元でどこの不動産会社に相談すればよいかわからない人や、買取保証サービスがある不動産会社を探している人は、ぜひイクラ不動産をご利用ください。

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